感染症管理認定看護師になるためには、一定の実務経験と教育機関での課程を修了、認定審査の合格が必要です。
まず看護師として働いた経験が5年以上あれば、指定されている教育機関に入学することができます。実務経験の5年のうち、3年以上は感染管理に関わる業務を担っていることが条件です。
また、最新の知見や自分が働いている施設のサーベイランスデータなどを参考に、自分自身が中心となって行ったケアの改善実績が1つでもあることも、入学の条件です。
さらに入学するためには、教育機関の試験に合格する必要もあります。
入学試験は、学科試験や小論文、面接で構成されています。受験する学校によって筆記試験の内容は異なりますが、ほとんどの学校では看護師国家試験の内容をおさらいするものを採用しているのが特徴です。
必須問題には感染に関する問題が、基礎看護学では感染予防などを中心に出題される傾向にあります。小論文は受験する学校によってテーマは大きく違ってくるので、様々なテーマで文章を書く練習をすることが大切です。
面接では、志望動機や感染症に関する知識や経験が聞かれることがほとんどです。
教育機関で必要な単位を取得すると、認定試験に挑めるようになります。合格すれば、感染管理認定看護師として認められます。
認定試験は筆記試験で、4択問題になります。計40問出題され、105点以上獲得すると合格となるシステムです。
出題されるのはほとんど教育課程で学んだものなので、学校で学んだことをきちんと復習していれば合格点は取れると言われています。